FC2ブログ
幼児教室オーナーの、日々の出来事や気づきを公開
page top
おひさま12月号
おひさま12月号 No.72

その会社の社長は、次のようなことに気づきました。

ノウハウや制度ばかりを追求しても、社員の心が豊かにならないと、組織は活性化しない。
「本当の感謝とは何か?」
を社員に体験させてこそ、お客様に心から感謝できる社員が育つのだと。

このことに気付いた社長は、毎年の入社試験の最後に、
学生に次の二つの質問をするようになりました。


「あなたは、お母さんの肩たたきをしたことがありますか?」

この問いに、ほとんどの学生は「はい」と答えるそうです。

次の質問に、学生たちは驚きます。

「あなたは、お母さんの足を洗ってあげたことはありますか?」

これには、ほとんどの学生が「いいえ」と答えるそうです。

「では、三日間差し上げますので、その間に、お母さんの足を洗って報告に来てください。
それで入社試験は終わりです」

学生たちは「そんなことで入社できるのなら」と、ほくそ笑みながら会社をあとにします。
ところが、家に帰って実際にやろうとすると、母親に言い出すことが、なかなかできないのです。

ある学生は、二日間、母親の後をついてまわり、
母親から「お前、おかしくなったのか?」と聞かれました。

「いや、あのー。お母さんの足を洗いたいんだけど・・・」
「なんだい?気持ち悪いねえ」

こうしてその学生は、ようやく母親を縁側に連れて行き、たらいに水をくみ入れました。
そして、お母さんの足を洗おうとして、足を持ち上げた瞬間・・・。
母親の足の裏が、あまりにも荒れ放題に荒れて、ひび割れているのを手のひらで感じて、
絶句してしまいます。

その学生は心の中で、「うちはお父さんが早いうちに死んでしまって、
お母さんが死に物狂いで働いて、自分と兄貴を養ってくれた。
この荒れた足は、自分たちのために働き続けてくれた足だ」と悟り、
胸がいっぱいになってしまいました。

そして、「お母さん、長生きしてくれよな」と、ひとこと言うのが精一杯だったのです。

それまで、息子の「柄にもない親孝行」をひやかしていた母親は、
「ありがとう」と言ったまま黙り込んでしまいました。

しばらくすると、息子の手に落ちてくるものがありました。

それは母の涙でした。

学生は、母親の顔を見上げることができなくなって、
「お母さん、ありがとう」と言って、自分の部屋に引きこもりました。

そして翌日、彼は会社へ報告に行きました。

「社長、私はこんなに素晴らしい教育を受けたのは初めてです。ありがとうございました」

「君は一人で大人になったんじゃない。
お父さんやお母さんや、いろいろな人に支えられて大人になったんだ。
そして、これからも、自分ひとりの力で一人前になるのではないんだ。
私自身も、お客様やスタッフや、いろいろな人たちとの出会いの中で、
一人前の社会人にならせていただいたんだよ」


喜んでくれる親を見て、人に喜んでもらうことがこんなにも素晴らしいものかと体験する。
なんと素晴らしいことでしょうか。

今日親孝行してみるのはいかがですか?

                         ( 涙の数だけ大きくなれる! 木下晴弘 著 )


「縁」という字を辞書でひくと、
「ある運命になるめぐりあわせ・えにし・つながり」
と出てきます。
今ここにいる「私」という存在は、たくさんの「縁」によって成り立っているのですね。



*******おすすめ!****************************

映画「アース」。英国BBCが5年の歳月をかけてとりためたネイチャードギュメンタリー。
地球を彩る生命たちの限りないドラマ。
動物たちを通して、「生きる」こと、そして自分の在り方について考えさせられる映画です。

スポンサーサイト




コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL

© 教室天国日記. all rights reserved.
Page top
FC2 BLOG