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おひさま11月号

おひさま11月号 NO.59

―― 心ぽかぽか教室だより ――

待つ

待ってもむだな
ことがある
待ってもだめな
こともある
待ってむなしき
ことばかり
それでもわたしは
じっと待つ
     
みつを


子どもにかぎらず草花でも農作物でも、何でも育てることが上手な人は、
待つことが上手な人だと思う。
待っていることに喜びや楽しみをかんじている人である。

しかし待つことの喜びは、日常の努力と相関する。
最善を尽くしているという実感があれば、
待つことの楽しみは最大限になるであろう。
そして、結果を問わない気持ちができていれば、
待つことは安らぎでもある。


子どもを育てる時、努力と結果を問題にするならば、
先の結果よりも努力の「今」に共感をしてやりたい。

休息の「現在」であれば、その現在を、いつまでも待ってやりたい。
はた目には待っていてやったことが無駄だったように見えても、
かけがえのない親子のような関係の者にとっては、
苦楽を分かち合った者にしか分からない存在の重みの感動が必ず残る。

だからじっと待ってやりたい。

(相田みつをいのちの言葉 育てたように子は育つ 佐々木正美 著より)



上の娘が小学校中学年のころ、一年間かけて稲作を学ぶ
「たんぼクラブジュニア」に毎年参加していました。

そこで、たんぼで揚げる「たこ作り」の日がありました。

木の棒をカッターで切り、半紙を張ってたこを作り、
仕上げにマジックで絵を描いていきます。
たこ作りは少し手伝いましたが、絵は本人に任せることにしました。

ところがいっこうに描こうとしないのです。

3才下の弟はさっさと描き始めている横でじっとしています。
周りの子にどんどん目の前のマジックを持っていかれ、
時間も過ぎていくしで、親としては不安がよぎります。

「ねえ、早く・・・」
言葉を飲み込んでいると、突然一心不乱に描き始め、
とてもおもしろいビックで素敵な絵が完成したのです。        
声をかけてしまっていたら、あれこれ言ってしまったら、
きっとこの絵は見られなかったことでしょう。


私たちは毎日をとても忙しく過ごしています。
母親が子どもにかける言葉で一番多いのは
「早くしなさい」だと言われています。

そんな中でいかに「待つ」ことができるか。
親としての課題かもしれません。



佐々木さんの文は続きます。

子どもを育てることも農作物を育てることも、
「育てる」ということは、そうしたことの積み重ねである。

子どものために、そういう日々の営みの連続に、
ひそかな誇りのある喜びを感じ続けてやりたいと思う。

子どもの中の自主性や自立性は、待っていてやるからこそ育つ。



「待つ」・・・それは本来とても楽しいことなのかもしれませんね。

「誇りのある喜び」・・感じていますか?

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