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おひさま12月号
おひさま12月号No.192

ペリー就学前プロジェクトは、1962年から1967年にミシガン州で、低所得のアフリカ系58世帯の子供を対象に実施された。
就学前の幼児に対して、午前中に毎日2時間半ずつ教室での授業を受けさせ、さらに週1度は教師が各家庭を訪問して90分間の指導をした。

指導内容は子供の年齢と能力に応じて調整され、非認知的特質を育てることに重点を置いて、子供の自発性を大切にする活動を中心としていた。
教師は子供が自分で考えた遊びを実践し、毎日復習するように促した。
復習は集団で行い、子供たちに重要な社会的スキルを教えた。
就学前教育は30週間続けられた。
そして、就学前教育の終了後、これを受けた子供と受けなかった対照グループの子供を、40歳まで追跡調査した。

アベセダリアンプロジェクトは、1972年から1977年に生まれた、リスク指数の高い家庭の恵まれない子供111人を対象に実施された。実験開始時の対象者の平均年齢は生後4.4カ月だった。プログラムは年間を通じて行われ、子供が8歳になるまで継続された。子供たちは21歳まで継続して調査され、30歳時点の追跡調査が2012年初めに実施された。
ペリー就学前プロジェクトでもアベセダンプロジェクトでも、実験グループの子供が対照グループの子供と比較してよい結果を得るというのが一貫したパターンだった。ペリー就学前プロジェクトの被験者になった子どもは、当初はIQが高くなったが、その結果はしだいに薄れて、介入が終了して4年経つとすっかり消えた。
IQを高める効果が小さいことについては、ほかの研究でも認められた。だが、IQ以外の主要な効果は継続し、非認知能力の向上もそのひとつだった。IQテストの結果は変わりなかったものの、14歳の時点で学力検査をしたところ、就学前教育を受けた子供は受けなかった子供よりも学校へ行ってる率が高く、より多くを学んでいたことから成績がよかった。さまざまな社会行動についても、よい影響が見られた。
最終的な追跡調査(ペリー就学前プロジェクトでは40歳、アベセダリアンプロジェクトでは30歳)では、就学前教育を受けた子供は、受けなかった子供よりも学力検査の成績がよく、学歴が高く、特別支援教育の対象者が少なく、収入が多く、持ち家率が高く、生活保護受給率や逮捕者率が低かった。
ペリー就学前プロジェクトの利益(費用1ドル当たりの年間利益)の率は6%~10%
と見積もられる(第2次世界大戦後から2008年までの株式の配当5.8%よりも多い)。この見積もりは、このところ考慮されるようになった心と体の健康がもたらす経済的利益を含んでいないので、控えめな数字である。

幼少期の教育を上手に実行することは、大きな利益をもたらす可能性がある。ではもっと後になってからの介入ではどうだろう?実のところ、子供が成人後に成功するかどうかは幼児期の介入の質に大きく影響される。
スキルがスキルをもたらし、能力が将来の能力を育てるのだ。幼少期に認知力や社会性や情動の各方面の能力を幅広く身に付けることは、その後の学習をより効率的にし、それによって学習することがより簡単になり、継続しやすくなる。
そして、幼少期の介入は少なくとも、もうひとつの重要な特質を持っている。大半の社会政策を悩ます公平性との二律背反関係がほぼ存在せず、損失は利益を上回らない。幼少期の介入は経済的効率性を促進し、生涯にわたる不平等を低減する。
恵まれない環境で幼児期にきちんとした基礎的なスキルを育成しないままに思春期になってしまうと、状況を改善しようとする介入(公的な職業訓練プログラムや成人への教育プログラムなど)は、公平性と効率性に二律背反関係に直面してしまう。そして、
思春期の介入は、経済的効率性の点から正当化するのが困難であり、一般的に収益率が低い。それとは対照的に、幼少期に投資を集中し、その後の投資でフォローアップすれば、公平性と効率性の両方を達成できるのだ。
  ( 東洋経済オンライン「幼児養育」が人生を変える、これだけの証拠より )

上記の研究では、幼少期の環境を豊かにすることが、認知スキル(IQテストや学力検査などによって測定される能力)と非認知スキル)肉体的・精神的健康や、忍耐力、やる気、自信、協調性といった社会的・情動的特質)の両方に影響を与え、学業や働きぶりや社会的行動に肯定的な結果をもたらすことが示されました。しかも、その効果はずっと後まで継続するということです。
企業の採用基準は、主体性・協調性・コミニュケーション能力などの非認知能力が上位に挙がっています。企業は決して学歴や学力の高い学生を求めているわけではなく、反対に、部活動やボランティア活動経験のある人材が求められているようです。
幼児教育への投資はノーリスク・ハイリターン。益々の重要性が証明されているのです。
 ***11月の達人!!******すごい!すごい!おめでとうございます!!*
♪四字熟語50音暗唱       もとよしくん  あやねちゃん 
♪コマージェリー20BOX暗唱    あやねちゃん
♪100ペグ暗唱          ちなちゃん
アベセダリアンプロジェクトは、1972年から1977年に生まれた、リスク指数の高い家庭の恵まれない子供111人を対象に実施された。
実験開始時の対象者の平均年齢は生後4.4カ月だった。
プログラムは年間を通じて行われ、子供が8歳になるまで継続された。子供たちは21歳まで継続して調査され、30歳時点の追跡調査が2012年初めに実施された。

ペリー就学前プロジェクトでもアベセダンプロジェクトでも、実験グループの子供が対照グループの子供と比較してよい結果を得るというのが一貫したパターンだった。
ペリー就学前プロジェクトの被験者になった子どもは、当初はIQが高くなったが、その結果はしだいに薄れて、介入が終了して4年経つとすっかり消えた。

IQを高める効果が小さいことについては、ほかの研究でも認められた。
だが、IQ以外の主要な効果は継続し、非認知能力の向上もそのひとつだった。
IQテストの結果は変わりなかったものの、14歳の時点で学力検査をしたところ、就学前教育を受けた子供は受けなかった子供よりも学校へ行ってる率が高く、より多くを学んでいたことから成績がよかった。

さまざまな社会行動についても、よい影響が見られた。

最終的な追跡調査(ペリー就学前プロジェクトでは40歳、アベセダリアンプロジェクトでは30歳)では、就学前教育を受けた子供は、受けなかった子供よりも学力検査の成績がよく、学歴が高く、特別支援教育の対象者が少なく、収入が多く、持ち家率が高く、生活保護受給率や逮捕者率が低かった。

ペリー就学前プロジェクトの利益(費用1ドル当たりの年間利益)の率は6%~10%と見積もられる(第2次世界大戦後から2008年までの株式の配当5.8%よりも多い)。
この見積もりは、このところ考慮されるようになった心と体の健康がもたらす経済的利益を含んでいないので、控えめな数字である。

幼少期の教育を上手に実行することは、大きな利益をもたらす可能性がある。
ではもっと後になってからの介入ではどうだろう?実のところ、子供が成人後に成功するかどうかは幼児期の介入の質に大きく影響される。

スキルがスキルをもたらし、能力が将来の能力を育てるのだ。
幼少期に認知力や社会性や情動の各方面の能力を幅広く身に付けることは、その後の学習をより効率的にし、それによって学習することがより簡単になり、継続しやすくなる。

そして、幼少期の介入は少なくとも、もうひとつの重要な特質を持っている。
大半の社会政策を悩ます公平性との二律背反関係がほぼ存在せず、損失は利益を上回らない。幼少期の介入は経済的効率性を促進し、生涯にわたる不平等を低減する。

恵まれない環境で幼児期にきちんとした基礎的なスキルを育成しないままに思春期になってしまうと、状況を改善しようとする介入(公的な職業訓練プログラムや成人への教育プログラムなど)は、公平性と効率性に二律背反関係に直面してしまう。

そして、思春期の介入は、経済的効率性の点から正当化するのが困難であり、一般的に収益率が低い。
それとは対照的に、幼少期に投資を集中し、その後の投資でフォローアップすれば、公平性と効率性の両方を達成できるのだ。

  ( 東洋経済オンライン「幼児養育」が人生を変える、これだけの証拠より )



上記の研究では、幼少期の環境を豊かにすることが、認知スキル(IQテストや学力検査などによって測定される能力)と非認知スキル)肉体的・精神的健康や、忍耐力、やる気、自信、協調性といった社会的・情動的特質)の両方に影響を与え、学業や働きぶりや社会的行動に肯定的な結果をもたらすことが示されました。
しかも、その効果はずっと後まで継続するということです。

企業の採用基準は、主体性・協調性・コミニュケーション能力などの非認知能力が上位に挙がっています。
企業は決して学歴や学力の高い学生を求めているわけではなく、反対に、部活動やボランティア活動経験のある人材が求められているようです。
幼児教育への投資はノーリスク・ハイリターン。益々の重要性が証明されているのです。


 ***11月の達人!!******すごい!すごい!おめでとうございます!!*

♪四字熟語50音暗唱       もとよしくん  あやねちゃん 
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