FC2ブログ
幼児教室オーナーの、日々の出来事や気づきを公開
page top
おひさま3月号No99
おひさま3月号No.99

アリはエサを見つけたら、それを巣に運び帰るよね。
エサを持っているときには、フェロモンを出すことが知られている。
フェロモンを出して、それを自分の通った道にまいていく。

-中略― 

このフェロモンのもうひとつの特徴は、「誘引物質」であるということ。
アリがついつい引き寄せられてしまう魅力の物質で、フェロモンのある道を歩きたくなってしまう。


すると、自然のアリの行列ができるのがわかるよね。

そして、エサを巣に運び終わったアリは、エサをそこに置くと、もうフェロモンを出さない。
そして自分が出したフェロモンの道をたどって、エサのありかへと戻っていく・・。

行列をつくるためには、ごくごく少数のルールがあるだけ、ということに気づいてほしい。
ここでは、①エサを持つとフェロモンを出す ②フェロモンは揮発性かつ誘因性である、というルールだ。

これだけでアリの一見知的に思える統率された集団行動が現れる。

すごく効率のいいシステムだよね。

ただし、以上は極端に単純化された話だ。実際の世界では、そう理想通りには行かない。

なぜかというと、たまにトボけたアリがいるからだ。

本当はフェロモンのまかれたコースを歩かなきゃいけないんだけど、これに従わなくて、ふらふらと別のルートを取ってしまう。

これって見方を変えると「ゆらぎ」でしょ。
すべてのアリが厳密な規律に従うわけじゃなくて、集団内のあるアリはゆらいでいてルールから外れる。
つまりノイズ成分のアリだ。

なぜ進化の過程で、そんなノイズのようなアリが生き残ったのか。

怠け者とか、謀反人なんていない方が、システムとして効率がいいはずでしょ。
全メンバーがせっせと働いてくれるからね。

全員ががんばる働きアリであった方が成果が上がるはずなのに、でも、アリの社会は、言うことを聞かないヤツを必ず残しておく。進化の過程で排除しなかった。
それはなぜだと思う?

――――そのアリがもっと短いルートを見つけるかもしれないから・・・。

まったくその通り!

このイラストの例では、エサと巣のあいだの道のりは、効果が悪いルートだよね。
この場合、エサから巣までの最短距離があるわけだ。確かに最初にたまたま発見したルーートが必ずしもベストな回答であるなんていう保証はない。
それがポイントだ。

もしかしたら、ノイズ成分のひねくれアリが、フラフラとルートを外れてたまたま近道する可能性がある。
フェロモンのまかれた元来の道筋を無視して、その道を逸れて、大発見をするかもしれない。
これがノイズのあることの利点なんだ。

-中略―

この原理の意味することはわかるよね?

つまり、100点満点のパーフェクトなアリの集団は、一見すると完璧で最強なグループのような気がするけど、結果としては非効率な状態に陥ってしまう。
デキの悪い仲間がいることで、偶然にも最短距離が見つかる。そんなしくみがアリに備わっている。

これは人も同じで、100点満点取っちゃうヤツは確かにスゴイけど、そういうヤツらばかりが集まった精鋭部隊って、案外とダメだったりする。
ときどきミスしてしまうとか、ときどき変なことをやってしまうようなヤツがいないと、全体としてはうまく機能しない。
だからこそ、多様性が礼賛される。


                 ( 単純な脳、複雑な「私」  池谷裕二 著 )




実際、このアリの行動アルゴリズムをうまく活用し、見た目には非常識な運び方をやっているようでも、全体として劇的なコストダウンにつながった貨物運搬の航空会社もあるそうです。

人間の生体リズムもそうですが、自然界の現象には“ゆらぎ”があります。
その一見非効率な“ゆらぎ”が、活性や和みを生み出しているのです。

子どもたちの一見「?」な行動も、「ゆらぎ」として見ると、なんだか微笑ましく思えてきそうですね。


****2月の達人!!******すごい!すごい!おめでとうございます!!

♪円周率200ケタ暗唱   まりんちゃん (年中クラス)
♪犬棒カルタ暗唱      あかねちゃん (3才クラス)
♪プリントBコース終了   むつおくん
♪プリントCコース終了   さやかちゃん

*****春のお友だち紹介キャンペーン実施中!!*************

♪紹介をする方、紹介される方共に、「まぁくんおなまえシール(A4サイズ約80枚)」をプレゼント!!ご兄弟が入室される場合は、さらに教材券2000円をプレゼント!!
3・4・5月入室者対象です。
スポンサーサイト




コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL

© 教室天国日記. all rights reserved.
Page top
FC2 BLOG